<a href="https://yubashiru.swiki.jp/index.php?cmd=related&page=%E9%8E%96%E3%81%AB%E7%B9%8B%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%97%E6%94%BE%E8%95%A9%E5%A8%98%2F%E8%A8%98%E6%86%B6">鎖に繋がれし放蕩娘/記憶</a> のバックアップ(No.5)
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鎖に繋がれし放蕩娘/記憶
のバックアップ(No.5)
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鎖に繋がれし放蕩娘/記憶
へ行く。
1 (2016-08-24 (水) 03:41:00)
2 (2016-08-24 (水) 09:06:03)
3 (2016-08-24 (水) 11:06:22)
4 (2016-08-24 (水) 17:58:17)
5 (2016-08-25 (木) 14:50:37)
6 (2016-09-02 (金) 03:25:58)
エピソードタイトルをクリックで開く
プロローグ
″あ、どもども、ユバの戦士っスよね?″
″えーと自分は、神の分身にして、神の僕 「シルシ」の一人っス″
″これから自分の事は・・・・・・″
″あ、@~*;@:じゃないスか、おひさしぶりっス~″
″こっちの世界でも宜しくっス!″
″今は@~*;@:ではおまへん″
″此処じゃあての名前は「シルシちゃん二号」にしてもおてん″
″え? 何スかそれ??″
″あの鳥に教わらなかったん? だから、あんたは必然的に「シルシちゃん三号」になるんよ″
″マジっスか!! 一体誰スか そのふざけた名前つけちゃったバカは?″
″そんなん決まってますやろ、そないな名前をつけるの言うたら・・・・・・″
″くっくっく、もちろん「一号」である我だ″
″今回は、可愛い戦士からの好感度を上げるために 我がいつになく重々検討した名称を採用しておる″
″なかなか愛らしい呼ばれ方であろう 「シルシちゃん三号」?″
″・・・・・・ほぉけ″
″・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ″
″む?納得がいなかいのなら 更に格好良く、神の僕にして神の分身「シルシちゃん」そのバージョン3・・・・・・″
″略して「シルシちゃんV3」!と名乗るのも良いぞ″
″いや!!!!!!! マジで、最高っス! 自分は今日から「シルシちゃん三号」っス!″
″一号パイセンの浅瀬のような だだっ広いネーミングセンスにマジで感動したっス! ホント、尊敬してるっス!″
″やはり気に入って貰えたか?″
″もっともっと、も~~っと我を敬愛するとよいぞ。くっくっく″
″・・・・・・先輩の事を「パイセン」という呼び方しとる時点で尊敬する気持ちなんぞいっこも持っておらんのがバレバレどすなぁ、この虫は″
″ということで、自分のことは「シルシちゃん三号」と呼ぶっス!″
″それじゃ、アンタたちは、これから・・・・・・″
″んーーーー何だったっけ・・・・・・″
″ライなんとか村の、イナ・・・・・・なんとかって・・・・・・″
″あーー面倒くさいっスね″
″とりあえず、これを見るっス″
フシコ
!!!
イメラ
さん!! よくぞご無事で!!
オレのことは、どうでも良い!!
村は・・・・・・ライカ村はどうなったんだ!!
村人の全滅は免れましたが、族長は・・・・・・残念ながら・・・・・・
村も・・・・・・焼かれました・・・・・・
オレを捕まえておいて、その隙に攻めるなんて・・・・・・
あいつら、どこまで、腐ってんだ!!
くそっ・・・・・・
・・・・・・
イナウケ
・・・・・・
イナウケ
はどうした? あいつも捕まっていたはずだぞ?
まだ救出されていません・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
取り戻すぞ・・・・・・
えっ・・・・・・
村を焼かれ、族長を殺され、後継ぎまで捕えられたままで、黙っていられるか!
村の弔い合戦と
イナウケ
の奪還作戦だ!
フシコ
、戦準備だ! すぐに情報を集めてこい!
はいっ!! わかりました!!
何か分かったのか?
はい。
イナウケ
様は『西の果ての砦』に捕えられているようです。
よし、それじゃあ、その砦を攻めるぞ。
しかし・・・・・・
んっ? どうした?
実は『西の果ての砦』は、敵の巨人が守りを固めているんです。
なるほど、分かりやすいじゃねぇか!
えっ・・・・・・
そのデッカイやつを倒せばいいんだろ?
デッカイやつを倒せば
イナウケ
を取り戻せるんだろ?
た、たしかにそうですが・・・・・・
こっちには戦士様だっているんだ。
恐れることはない!
それじゃあ、行くぞ!!
イナウケ
を取り戻しに!!
は、はい。
戦士様・・・・・・頼りにしてるからな!
″こんな感じっス″
″どうやら、イナウ・・・・・・なんとかっていうライカ村の族長の娘が捕まったみたいっスね″
″・・・・・・なんか、説明って面倒っスね″
″あっ、そうだ!″
″これから、詳しい話が知りたい時はエピソードを見るといいっス″
″
ルクル
と
フシコ
と
イメラ
と
イトラ
についてるっス″
″あ、あと、イナウ・・・・・・なんとかにもついてるっスよ″
″集めた戦禍のキオクで、ヤツラの頭の中を覗き見ることができるっス″
″それじゃあ、イナウ・・・・・・なんとかを助けにいくっス″
鎖に繋がれし放蕩娘
1
くっそ・・・・・・
なんなんだよ、あのデカイやつは。
倒しても倒しても出てきやがる・・・・・・
なぁ、
フシコ
、なんか良い作戦はないのかよ?
・・・・・・・・・・・・
おい、
フシコ
!! 聞いてんのか!?
あっ、す、すみません。
どうしたんだ、
フシコ
らしくもない。
実はあの敵の巨人・・・・・・
ライカ村を襲ったヤツなんです。
な、なんだって!?
侵略者 ライカ村 襲撃当時
後方部隊は右翼に回りこんでください!!
大丈夫です!! 恐れる必要はありません!!
私の計算では、まだ持ちこたえられます!
私の知略を信じてください!!
正面より、謎の敵兵!!
な、なんだ、こいつ!?
デ、デカすぎる!!
ぐえっ・・・・・・
かはっ・・・・・・
ど、どうしたんですか・・・・・・
なっ!?
なんですか・・・・・・あの巨人は・・・・・・
くっ・・・・・・
大丈夫、大丈夫です・・・・・・
絶対に何か策はあるはず。
策はあるはず・・・・・・
あるはずなんですっ!!
あ、危ない、
フシコ
様!!!!
なるほどっ。
村の仇と
イナウケ
の救出、一石二鳥ってわけか。
しかし、あの巨人は・・・・・・強い。
村が襲撃された時とは違うだろ。 こっちには戦士様がついてるんだ。
勝ち目はあるだろ?
たしかに、そうですが・・・・・・
なら、考えろ!!
オレは必死に戦う、オマエは必死に考える!! それがライカ村の戦だろ?
そ、そうですね・・・・・・
今回ばかりはオレもオマエの言うとおりに動く。
一切、単独行動はとらない。
だから、指示をくれ!
は、はいっ!! 分かりましたっ!!
鎖に繋がれし放蕩娘
2
イナウケ
!!
オマエ・・・・・・今頃、がんばってるんだろ?
約束どおり、助けに行くからな。
オレが助けてやるから。
待ってろよ!!
イメラ
拘束時 ~侵略者の砦にて~
イナウケ
・・・・・・アンタも捕まったのか?
う、うん・・・・・・
それより、
イメラ
・・・・・・ボロボロじゃない・・・・・・
ひどいことされてるの?
アイツら、オレたちのことなんて 虫ケラくらいにしか思ってないんだろうな。
無茶苦茶してきやがる。
イナウケ
は大丈夫なのか? 何もされてないか?
大丈夫、大丈夫。
拷問どころか、あたし、別の砦に招待されてるの。
えっ・・・・・・
ほら、あたし、族長の娘でしょ?
イメラ
とは位が違うからさ、アタシは特別待遇なの。
特別な場所で、特別なおもてなしを受けるみたい。
イナウケ
・・・・・・
あっ、そうだ、
イメラ
・・・・・・
んっ?
ごにょごにょ、ごにょごにょ。
ってことで、よろしく。
うん、分かった・・・・・・
それじゃあ、行ってくるね。
どんなごちそうがふるまってもらえるのかな~! 楽しみ、楽しみ。
イナウケ
! 絶対、死ぬんじゃないぞ!
どこにいたって、オレが助けにいくから!
待ってろよ!!!
ごちそうなんてあるわけないだろ、バカ!!
そんな見え透いた嘘に騙されるヤツ、どこにいるんだよ・・・・・・
イナウケ
・・・・・・
族長の娘だから、今ごろ、オレなんかより、もっとひどい拷問をうけてるんだろ?
絶対、オレが助け出してやる。
そして、嘘ついてんじゃねーよ、バーカって言ってやるからな!!
鎖に繋がれし放蕩娘
3
[添付]
~まだ、
イメラ
が侵略者の砦に拘束されていた頃~
イトラ
様、谷から吹き上げてくる風は不思議ですね。
こんなに強い風なのに、精霊の声が聞こえないなんて。
icon2
風の聖霊は渓谷にはいませんからね。 渓谷にいるのは火の精霊だけです。
なるほど、そうなんですね。 知りませんでした。
2
ルクル
が知らないのも無理はありません。
渓谷の民と草原の民は、長年、対立関係を続けています。
互いに憎しみあっていて、交流もないですから、互いのことを知らないのは当たり前です。
その対立状態を解消するために、
イトラ
様が使者となり ここまで出向いたわけですね?
2
そのとおり。
今は、ユバの大地の危機が目の前までやってきている危急の時ですからね。
皆が、協力して立ち向かわなければなりません。
イトラ
様・・・・・・
草原の民と渓谷の民の間には、何があったのですか? なぜ、ここまで仲が悪くなったのですか?
2
それはですね・・・・・・
むっ・・・・・・この気配!!
ルクル
っ、危ない!!!
イ、
イトラ
様!!
鎖に繋がれし放蕩娘
4
[添付]
なんなんだ、あいつら・・・・・・
今までの侵略者たちと全く違う・・・・・・
強すぎるだろ・・・・・・
各兵、一人一人の力はさほど変わっていません。
しかし、全ての兵が、全く乱れずに統率が取れています。
そのせいで、戦力が2倍にも3倍にも感じるんです!
なるほど・・・・・・
団結力が半端じゃないってわけか。
だったら、ライカ村だって負けてねぇ!
あんなヤツらに負けてられねぇよな?
もちろんです・・・・・・
あっ、
フシコ
!? 危ない!!
はっ・・・・・・
[添付]
侵略者 ライカ村 襲撃当時
あ、危ない、
フシコ
様!!!!
危な・・・・・・かったな・・・・・・
フシコ
・・・・・・
族長・・・・・・な、なんで・・・・・・
フシコ
は・・・・・・ライカ村の宝・・・・・・
俺には・・・・・・立派な跡取りがいるが・・・・・・
フシコ
の代わりは・・・・・・どこにもいない・・・・・・
それだけのことだ・・・・・・
族長っ!!!!
[添付]
ふぅ、危なかったな、
フシコ
。
す、すみません・・・・・・
イメラ
さん・・・・・・
ぼーっとしてんなよ!
この戦には
イナウケ
の命がかかってるんだからよ!
もちろんです!!
よし、そんじゃあ、俺は東の方から回り込んでくるからな!
戦士様は正面から、頼む。
あとは、
フシコ
の作戦通りに進めるぞ。
はいっ、お願いします。
私のせいで・・・・・・族長は・・・・・・
だからこそ、
イナウケ
様だけは・・・・・・
私が助け出さなければ・・・・・・いけないんです・・・・・・
鎖に繋がれし放蕩娘
5
よしっ!! 少しずつ隊列が乱れてきてる!!
いけるっ!! いけるぞっ!!
やっぱり、
フシコ
の作戦は凄いな・・・・・・
~ライカ村の日常~
単独行動は、絶対にダメです!!
なんでだよ!! 上手くいったんだから、良いじゃねぇかよ!
ダメです。
今は、単なる狩りだから大事に至っていませんが、本当の戦で、こんなことをしてもらっては困ります。
命がいくつあっても足りません!!
特に、
イメラ
さんと
イナウケ
様は 作戦を乱す動きが目立ちますからね!
絶対に、私の指示に従ってください!
いいですね!!
ホント、細かいことにうるさいなぁ、いちいち。
い・い・で・す・ねっ?
はい、はい、分かりました。
はいは一回っ!!
ふだんは、いけ好かないヤツだけど、戦の作戦に関しては、確かに間違いはない。
さすが
フシコ
ってところかな。
そういえば、あの時、アイツも・・・・・・
イメラ
拘束時 ~侵略者の砦にて~
ほら、あたし、族長の娘でしょ?
イメラ
とは位が違うからさ、アタシは特別待遇なの。
特別な場所で、特別なおもてなしを受けるみたい。
イナウケ
・・・・・・
あっ、そうだ、
イメラ
・・・・・・
んっ?
万が一、あたしに何かあったら、
フシコ
の指示に従ってね?
フシコ
に任せておけば、間違いないから。
ってことで、よろしく。
イナウケ
!! オマエに何かあるなんてオレが絶対に許さない!!
フシコ
とオレで、絶対に助け出す!
もう少し・・・・・・
もう少しで終わるから、待ってろよ!!
お待ちくださいっ!!
んっ?
鎖に繋がれし放蕩娘
6
[添付]
もう少しで終わるから、待ってろよ!!
お待ちくださいっ!!
んっ?
アナタは・・・・・・リムセ村の
ルクル
さん?
攻撃をやめてください!!
なっ・・・・・・
急に出てきて、なに、訳の分かんないこと言ってんだ?
あいつを倒さないと、
イナウケ
を取り戻せないんだ!
攻撃を止めるなんて、ありえねぇ。
やっと見つけたんです・・・・・・
お願いです・・・・・・止めてください・・・・・・
何か理由があるのですか?
どんな理由があっても関係ない!
イナウケ
を取り戻すってこと以上の理由はない!!
落ち着いてください、
イメラ
・・・・・・
話くらい、聞いてもいいじゃないですか。
あ、あの中には・・・・・・
イトラ
様がいるんです!!
えっ・・・・・・
イトラ
って、あの
イトラ
か?
はい・・・・・・
風が教えてくれました。
イトラ
様が侵略者の手に落ちて、ここで戦っていると・・・・・・
私自身、ここに
イトラ
様がいると感じています・・・・・・
気配を感じるのです・・・・・・
だから、お願いします・・・・・・
なんだよ、それじゃあ、なおさら、攻撃をやめるわけにはいかないじゃないか。
えっ・・・・・・
あのデッカイやつを倒して、
イナウケ
のついでに
イトラ
も助けてやるよ!
待ってください、
イメラ
。
もし、
イトラ
様が中にいるのであれば、倒すのは危険です。
どうなるのか予想できませんから、慎重に進めないと。
うるさいっ!! もう少しで勝てる!
イナウケ
を救い出せるんだ!
オレは戦うっ! オレが止めを刺してやる!!
ま、待ちなさい、
イメラ
!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イメラ
さんたちを止められないのなら、
イトラ
様を止めるしかないですね・・・・・・
[添付]
おやめください、
イトラ
様!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
風はそんなことを望んでいません! やめてください!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
風は常に正しい者の味方です!
微風を嵐と成し、人々を傷つけるなど われらの仕事ではありません!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イトラ
様っ!!!
イトラ
様ーっ!!!
エピローグ
[添付]
イナウケ
!!
イナウケ
!!
イメラ
・・・・・・
大丈夫か、
イナウケ
?
う、うん・・・・・・
ご無事で何よりです、
イナウケ
様。
フシコ
・・・・・・
戦士様も・・・・・・来てくれたんだね。
おっと!!
感動の再会を喜びたいところだが グズグズしてる時間もない。
いつ、ヤツが、また動き出すか分からないからな!
さっさと、ここから離れるぞ!!
はいっ!!
う、うんっ!!
[添付]
精鋭
「・・・・・・・・・・・・」
機械兵
「司令官殿、飛空船の準備ができました。 いつでも飛べます」
精鋭
「・・・・・・よし、直ちにここを離れる」
機械兵1
「はっ、直ちに『語り部の樹』の前線基地に向かいます」
精鋭
「いや、我々は、このまま『洞窟の巨人』の発掘現場に向かう」
機械兵
「了解しました」
精鋭
男
「・・・・・・いくぞ、振瑠(フリル)、撤収だ」
フリル
「はい」
フリル
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
(あれが、ユバの一族)
(『神の呪い』を受けた、戦士たち・・・・・・)
火
助けて、もらえないかな・・・・・・ここはもうイヤなの。
[添付]
″ふぅ、やっと終わったっス″
″しかし、不気味っスよね、侵略者って″
″大陸の東の果てからわざわざ来てるみたいっスけど なんで、あんな面倒くさいことして祈り人を攫いにくるんスかね~~?″
″一号パイセンは、侵略者はウルに興味があるって言ってたっスけど・・・・・・″
″まっ、一号パイセンの言うことなんて、信じる方がバカっスけどね~″
″いずれにせよ、あんな不気味なヤツラは、どんどん倒すべきっスよね″
″何も考えずに、これからも倒し続けるっス″
鎖に繋がれし放蕩娘
終章1
[添付]
ふぅ・・・・・・ここまで来れば、もう大丈夫でしょう。
フシコ
、
イメラ
・・・・・・
それに、戦士様・・・・・・
本当にありがとう・・・・・・
いえ・・・・・・そんな・・・・・・
無事でよかったな、
イナウケ
!
うんっ。
イナウケ
様・・・・・・ご報告があります。
ライカ村は、あの巨人の手によって破壊されました。
族長も・・・・・・私を守ろうとして・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり、そうだったんだ。
えっ・・・・・・
この勾玉が急に光り出したからさ・・・・・・
父さんに何かあったのかなって思ってたんだ。
ほら、あたしと父さんを結び付けてるのって この勾玉だけだし。
そうでしたか・・・・・・
あたしが、とうとう族長か~。 ちょっと、不安だな~。
心配は要りません。 今まで以上に、私が、お支えいたします。
オレだって、がんばるから!
戦士様だって力になってくれるよな?
うふふっ、それは心強いね。
よし、それじゃあ、父さんに負けないくらいの族長になって・・・・・・
ライカ村を元通りにしなきゃな!
うんっ!
[添付]
しかし、あんたたち・・・・・・
戦士様の力があったからとはいえ、よくあいつらに勝てたね?
めちゃくちゃ強かったでしょ、あいつら。
あぁ、それは・・・・・・
むこうのデッカイやつが急に止まったんだよ。 なぜか分からないけど。
それで助け出せたんだ。
ルクル
さんが、何かを叫んでましたから。
もしかしたら、そのおかげかもしれませんね。
ふ~~ん・・・・・・
不思議なこともあるもんだね。
鎖に繋がれし放蕩娘
終章2
[添付]
イトラ
様・・・・・・なぜ、いなかったの・・・・・・
たしかに、風の精霊は、ここで戦ってるって言ったのに・・・・・・
私自身、
イトラ
様の気配を感じていたのに。
どうして・・・・・・
[添付]
~まだ、
イメラ
が侵略者の砦に拘束されていた頃~
イ、
イトラ
様!!
ルクル
・・・・・・無事でしたか・・・・・・
こ、これは・・・・・・
恐らく「死の風」の力によるものでしょう。
えっ・・・・・・しかし、ここは死の風が発生しない 安寧な場所だったはず・・・・・・
ええ・・・・・・そうですね・・・・・・
この渓谷で何かが起こっているのかもしれません・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうしてはいられません。
ルクル
、人を呼んできてくれませんか? 一人では動けそうにないので。
は、はい、分かりました。
[添付]
戻った時には、
イトラ
様はもういなかった・・・・・・
恐らく侵略者が連れ去った・・・・・・
そして、利用した・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
迂闊でした・・・・・・
私があの場を離れなければ、こんなことには・・・・・・
すべて私の責任。
なんとか、
イトラ
様を探し出さなければ・・・・・・
鎖に繋がれし放蕩娘
終章3
[添付]
イナウケ
奪回作戦 終盤
西の果ての砦 作戦司令室
2番隊、前進シロ。
ソノママ、前ヘ。
東カラ、攻メアガル者アリ。
遊撃部隊、迎撃シロ。
1番隊ハ、守備ニ参加。
蟻ノ子一匹、通スナ。
イトラ
様!! 聞こえますか!!
3番隊、後退シ、守備ヲ厚クシロ。
おやめください、
イトラ
様!
5番隊、全速前進。
ヤツラヲ打チ破レ。
風はそんなことを望んでいません! やめてください!!
3番隊、ソノママ、ウルサイ蝿ニ突撃。
ダマラセロ。
風は常に正しい者の味方です!
微風を嵐と成し、人々を傷つけるなど われらの仕事ではありません!!
ヤツヲダマラセロ!!
目を覚ましてください、
イトラ
様! われらにはまだ
イトラ
様の力が必要なのです!
ヤツヲダマラセロ!!
イトラ
様!!!
イトラ
様ーっ!!!
Itora2
だまレ!!!
ルクル
!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《 異常事態発生、異常事態発生 》
《 蒸気駆動式演算器ニ感情ノ侵入ヲ確認 》
《 タダチニ本拠地ニ帰還セヨ 》
[添付]
プツッ・・・・・・